【売却済】
近江日野に美味しい素敵なお蕎麦屋さんが来てくださることになりました!
皆様の口コミ、拡散、ご協力に心より感謝申し上げます。
1881年(明治14年)に建てられた大きな近江商人宅。かなり破格です。
なぜ破格かと言うと、お蕎麦屋さんに是非来て欲しい。
お蕎麦屋さん限定(兼住居可)の売り物件だからです。
現在の持ち主の藤澤さんは、
近江商人の家を修繕するノウハウを熟知されている方。
彼の実績は、日野町の運営する
「近江日野商人ふるさと館 旧山中正吉邸」や
ご自身が経営する「古美術 かく福」をご覧いただければ納得です。
藤澤さんはかねてより
「日野のこの通りに蕎麦屋があればいいなあ」
と思われていました。
彼が大の蕎麦好きであることはもちろんですが、理由はもうひとつ。
それはこの町の歴史的な背景(これについてはまた後日)もあるそうなのですが、
残念なことに近江日野には飲食店が多くありません。
古い町並みや祭りを目的に遠方からせっかく来られた方がお腹を満たし、
ひと休みできる気持ちいい蕎麦屋がこの通りには必要!
と実感されているからです。
「この辺にお蕎麦食べられるところはありませんか?」
と今まで何度も尋ねられた藤澤さんのお店「古美術 かく福」は、
850年の歴史のある日野祭を見物するための「桟敷窓(さじきまど)」
のある建物が並ぶ、町の中心の通り沿い。
その隣がお蕎麦屋さん限定の大きなお屋敷です。
下水道工事、電気、ガスも、全て新設。
屋根も修繕し、庭も整えてあります。
水洗トイレがひとつありますが、厨房設備、
風呂などの水回りは買主さんの使い勝手とセンスに
お任せした方が良いだろうと、現状のままにしてあります。
隣地の更地部分には約30台の駐車が可能です。
主屋は1881年(明治14年)の建築。
入ってすぐ、奥の庭に続くこんなに広い土間が
残っているのは日野でも珍しいです。
日野の近江商人宅の特徴でもある面取りをされた梁が
渡った高い天井は大胆にして上品な印象です。
表通りに面した庭には、桟敷窓があり、
お祭りの際に宴席をしつらえるための「桟敷」もあります。
桟敷窓とは、850年の歴史ある日野祭を家の側から見るため、
表通りに面した板塀の一部に開口部を設けた日野特有の窓。
日野祭の時は、庭に桟敷を設置し、
桟敷窓には赤い毛氈(もうせん)を出し、
祭りを見学しながら宴を楽しむ伝統があります。
仏壇(かなり立派!)は残っていますが、
お坊さんにお経を上げていただき、
仏壇に宿ったご先祖様の魂を抜いて供養をしてありますので、
安心して家具、インテリアとしてご利用いただけます。
庭には中国の太湖石(たいこせき)を模した面白い形の立派な石と
信楽の敷石が清々しく、綿向山を背景に、
大きなドウダンツツジが季節を楽しませてくれるはずです。
主屋の奥には数寄屋風書院造の離れ棟があり、
床の間の柱、棚、欄間、釘隠しなど、
細部に至る見事な材料と細工に注目です。
主屋を店舗に、そしてこちらを住居として使うのも良さそうです。
坪庭を囲んで主屋との渡り廊下もあり、
建物の奥座敷に贅を尽くす「八幡表に、日野裏」
と呼ばれる近江日野の感性を感じます。
庭に面した木戸だった出入口は、
今回、採光できるよう新しい扉に付け替えてあります。
離れと蔵の間には中庭があります。
板塀で囲まれた程よい広さの、
まさに(かなり日本の)秘密の花園。
この贅沢な空間をひとり占めしたところを
空想してにやにやしちゃいます。
敷地の奥には大きな蔵と2つの小屋があり、
ここもいろいろな活用法がありそうです。
蔵を改装したら住居にもお店にもなります。
小屋はカフェやギャラリーや工房にも似合いそうだなあ、
とこれまた妄想してしまいます。
そのほか、主屋の奥の土間には井戸もあり、
ポンプで汲み上げれば庭の水やりなどにも重宝しそうです。
お漬物、梅酒などのほか、
手前味噌など発酵ものに興味のある人にとっては、
漬物部屋もかなりわくわくするはずです。
滋賀県蒲生郡日野町村井新町1365
土地:
左図面部分683.96m2(207.26坪)。
隣地(空き地。左の図面には含まれていません)約170坪。
合計約378坪
建築年:1881年(明治14年)※離れはその後建築
価格:1600万円
主屋:切妻造、瓦葺、漆喰壁
離れ棟:数寄屋風書院造
町内行事:祭りの準備など年6回の集会あり。(欠席の場合は3000円/回)
協議費:6000円/月
その他:日野祭で神輿、曳山に参加できます。近所の方々も蕎麦屋を楽しみにされています。
譲渡条件:①即入居可 ②蕎麦屋もしくは、蕎麦中心の飲食店を営んでくださる方限定 ③5年以内に転売または賃貸にする場合は買い戻し条件付き