「滋賀まな板使ってね」
滋賀の料理旅館の息子で、
東京にもうずっと住んでいる友人に、
近江日野のおくどさん(カマド)のある家に
引っ越すと連絡をしたらそう言われました。
彼のご実家は隣町の水口だったそうで、
この辺りでは昔「滋賀まな板」というものを
使っていたのだそうです。
どこかのブログでやっと見つけた滋賀まな板なるものの写真。
「日野の伝統料理を継承する会」のお母さんたちに伺ったところ、
「ああ、きりいた ね」と懐かしがられていました。
以前は一般的に使われていたらしいのですが、
いつの間にか見かけなくなったとのこと。
野菜を切る時に使いやすそうだなあと気になって、
昔のこの辺りを知る人に会うと
滋賀まな板が手に入るとこ知ってる?
としばらく聞きまくっていました。
そんなある日、我が家の修繕をしてくれている
生粋の近江八幡っ子の高木さんから
「はい、これ」とプレゼントが届きました。
滋賀まな板を探していることを知って、
こっそり作ってくれた、
ちりとりのような、これが、滋賀まな板。
しかも高木さんのハンコ付き。感激!
(次号につづく・・・)